09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

Zardoz 2293

天使のハラワタ、BAR、Kill me softly

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- --. --:-- | trackback: -- | comment: -- | edit

Faddism: キャベツ曰く「あなたの健康に貢献するつもりはありません」1/4 複合汚染 

 複合汚染という本があります。有吉佐和子(故人)1975年作のベストセラーです。
 
 
タイトルの複合汚染は、複数の汚染物質が存在することで、個別の汚染物質が単独の作用以上の望ましくない相乗的シナジー効果結果があらわれることらしいです。
 
今日でも環境問題に言及する場合に、よく引き合いに出される古典的書籍のようです。
有吉佐和子の名前は知っていますが、個人的には彼女の著作は読んだことはありません。
一応恍惚の人が彼女の著作と知っている程度です。
世代的には最近亡くなった山崎豊子と概ね同じ。1970年代のベストセラー作家のようです。

 
内容的には農薬、食品添加物に言及した部分が、有名です。他に市川房江という婦人運動の活動家の選挙の話、低公害CVCCエンジンの話があるようですがこの部分は話題になる事はないようです。
但し今日改めて読むと奇異な印象を感じました。
まず感じることは、複合汚染という本は一体誰が書いたのか? 勿論著者有吉佐和子の作品ではありますが

 
例の農薬、食品添加物の言及部分は、複合汚染が新聞の連載小説という体裁をとっていたためか、ある化合物についての毒性等の要約があり、続いて有吉女史が噛み砕いたコメントをかくスタイルが連綿と繰り返されます。
 
最初の疑問は、元ネタの農薬、食品添加物の安全性情報をどのように彼女は入手したのか? 本が書かれた1970年代後半はnetは勿論存在しません。おそらくそれらの情報は学術雑誌公的研究機関の報告書等に掲載はされると思いますが。
そんな資料文献は街の図書館などに収蔵されるものではなく、あったとしてもその情報までたどり着くのは容易でないでしょう。
おそらく複数の資料提供者がいたと考えら、複合汚染あとがきにそれら複数の情報提供者の氏名が垣間見えます。
また時代的に内容に疑問を生じてもそれら元ネタの一次情報にたどり着くことは非常に困難でしょう。
 
元ネタに有吉佐和子女史ならではの文学的コスメチックをまとったのが書籍複合汚染とうい書籍である気がします。
複合汚染を読んで気がつきましたが、ある見開きのページで***酸ナトリウムとXXX酸ソーダという化学名が同時に見えたのは驚きましたね。
元素記号 Na 独語: Natrium、英語: sodium、日本語:ナトリウム、ソーダ。
元ネタの資料が2つ以上わたったのでしょうね。
著者および出版元はナトリウムとソーダが同じものだとは知らなかったようです。
もしくは元ネタのメモをしっかり書き取ったためでしょうか?

おそらく本書の科学的側面の校正レベルはその程度でしょう。

今見ると当時の世相を反映しており有意義な書籍です。
但し当時の状況を切り取ったと考えるは妥当ですが、今時点では科学的資料として取り扱うのは疑問。
 

若干問題なのはやはりナイーブな方のweb、blog上の書き込み。
すでにのべているように複合汚染という書籍は40年前の状況に関する問題の一側面を眺めただけなのですが、なにか独り善がりな義憤に駆られてか、複号汚染内の記述をそのまま事実と思い鵜呑みにしてblog等に書かれているようです。
なかには有吉女史の脚色もしくはコスメチックの部分にかかれていいる茶や農作物栽培の名人が、実際の存在と勘違いして方もいるようです、
つまりナイーブな方自身が、考え調べ理解したことを書いているのではなく、伝聞をコピーしているだけです。

出版年の1975年は、時代的には活字になった物への信頼性は今とは全く異なります。
最近は見かけなくなりましたが、昔(個人的にはinternetが普及し始めた1995年以前)には、何かの本に書いてあったことが情報の信頼性を充分担保していると考えた人がおおかった気がします。
いまでは笑い話に近いほどmassmediaの信頼性が過大評価された時代もありましたから。
 
繰り返しますが、ナイーブとは褒め言葉ではありません。
まあ本書内容をblog等で転載記載する際、blog等を書いた人の見解なのか、今日でも確実に確認された事実なのか明確にして書く必要はあるでしょう。 
 
意外にこの40年近く古い本書内容を、今日も継続する問題だとおもって受け売りしている記述は多いようです。
 
この書籍に出版後40年近く経過後も、世間一般の意識には非常に長期にわたる残留性は強いようです。
一度環境中に放出されると誤謬の訂正は、とても困難なようです。まるでDDTかダイオキシン類のような長期残留性です。
 
 
なんとなく複合汚染は「美味しんぼ」と価値判断のスタンスが似ている気がします。

当時環境問題に世間の注目を集めさせたのは評価はしてます、今日ではそれだけ。


関連記事
スポンサーサイト
2013/11/22 Fri. 18:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

この記事に対するコメント

コメントの投稿
Secret

トラックバック
トラックバックURL
→http://zardoz2293.blog32.fc2.com/tb.php/258-70001ab0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。