09 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 11

Zardoz 2293

天使のハラワタ、BAR、Kill me softly

Daily genocide: 100均支柱で作る簡易ビニールハウス preliminary study 1 

家庭菜園を持っているなら、一度は温室もしくは簡単なビニールハウスがあれば思うことはあったと思う。

実は簡単なビニールハウスを昨年秋に作ったことがある。
もちろん蔬菜類を栽培している利害関係者からの要望に応じただけではあるが。


要望事項は
ビニールハウスにより気温低下を防ぎ栽培中のナス、ピーマン類の収穫期間を延長すること。
そのために簡便かつ安価にビニールハウスを設営すること。
ビニールハウスは恒久的施設ではなく簡単に分解移動ができること。


サイズ的には小さいので、1-2時間でできるでしょうと見込む、まあリカちゃんハウス温室版ですから。

設置にあたり用意したのは
ガレージにあった100円ショップで売っている支柱。
ビニールパッカー、クロスジョイントはDIY SHOPで購入。
あと農ビの代替品として透明マルチフィルムを使用した。


その時できた温室フレームの写真はないが、今季春設置したフレームとほぼ同じ。
IMGP3859.jpg 

若干見難いので、フレームの3D CGIを示します。
untitled.jpg
初めて安易にビニールハウスを作るとすればこのような形状になりがちではないでしょうか?
赤色で示した支柱は強度補強が目的、これらが無いと相当程度に強度低下。


グリーンもしくは赤支柱は直径16mm 1.8もしくは2.1m。 2+19 単価100円
yellow赤支柱は直径11mm 1.8もしくは2.1m。2+8 単価100円
クロスジョイント 約60個 約1500円
ビニーパッカー   約60個  約1500円
透明マルチfilm 0.02mm 1.35mx50m 600円
温室フレーム諸元 高さ1.15m x 幅1.6m x 奥行き1.9m  面積3.04㎡ 容積 4㎥

1-2坪家庭用ビニールハウスkitからすると価格およびspecに比較してオモチャの内容です。まずは安価に作ることはできました。

評価
耐風性
最寄の気象台発表 17m/secに耐えた。
フレームはおそらくギリギリセーフ、フィルム固定に関してはまだ若干余裕があるもしれな
ただし周囲に遮蔽物が多いので実際風速はそれ以下。
補強支柱があるからどうにか耐えたが、おそらく開けた場所に設置すれば風速20m/secが吹くとかなり危険。つまり台風通過地域では、おそらく無理。


耐雨性
フラットなルーフなので非常に懸念していた点。
まあ各セクションに2-3個千枚通し等で穴をあければOK。
IMGP4033.jpg 
しかしハウスがこれ以上大きいとフラットなルーフはまずいでしょう。

保温性
支柱とフィルム接合部の隙間が当初は気になったが、その程度は保温性に殆ど影響はなく、かえって高温になり過ぎるのが問題。
初期にはまったく考慮していなかったが、ベンチレーションにより温度を下げる工夫が必要でした。

 
外骨格のみで全体強度を担保するのはこの程度の大きさまでかも。
20mm以上のパイプを使えば話はべつでしょうね。

改めて見直すと、ハウス形状が把握しにくいのでVRモデルをおいておく。
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2017/10/08 Sun. 02:26 | trackback: 0 | comment: 0edit

Daily genocide: 野良イチゴを含む一季成り品種 2 真夜中のカウボーイ 

来期以降、一季成りいちごを減反することにしたが、洗面的に作付をやめるのではない。


1. 品種不明株
殆どの株が果実から判断して宝交早生らしいと推定できた。
当方の執拗に反復した質問から、利害関係者が相当な過去に宝交早生を導入したような記憶があることを思い出したことから、おそらく未同定株は殆どが同品種と推定。
今後は四季成り品種を主体にする意向もあり、放任区以外の管理区では全株処分することにした。
昨年度に確認された果肉が赤く甘みの殆ど無いfake strawberryは処分した。
なお昨年は約半数の株した開花しなかったが、今季は9割以上が開花。理由は不明。

果実は普通に美味しい、若干甘みは少ない。
花数は結構多く、摘花が必要。収穫初期はそれなりに大きな果実が収穫できたが後期は小さな果実が多かった。醜悪適期を逃した果実は比較的灰色かび病になった。

ということで宝交早生系と見られる株は処分の方向だが、3株だけ違う品種らしいものを確認した。

表中にU14,U21aおよびU21bと記載した株である。

特徴は、細長い円錐形の果実。立性の草姿。10cm内外の小型の葉。
おそらく章姫であろうと思うが、他に奇妙な特徴が観察された。

まず8月に2度めの開花確認。

P8161958_201708271414116a0.jpg
 
8月中旬の様子だが、5月春先開花と同じようなしっかりとしたサイズの花が開花


P9031970.jpg 
後日22g果実 2例を収穫した。

これは9月上旬現在の様子。 10g前後の果実が期待できる。
正直想定外の喜びではあることは否定できない。
なお同系統と思われる残り二株は夏季に葉をカットし移植したためか開花は確認できなかった

IMGP3230.jpg 
U21株の春先開花果実。ベニアカネに形状は似ているが花は白。
本個体は果実断面に白色部分があるが、他はほとんど断面が赤一色。

さらに特徴としては、昨年以来の観察から一切ランナーを発生しない。
今春U21株は株分けによりa/b株としたが、その根茎は畑ワサビのように長く、おそらくは3年以上生存しているとおもわれた。

章姫について検索すると、休眠が浅いとの記述が見つかる。
育種家ではないので、どのような意味合いなのかイマイチ妥当な理解ができないが、宝交早生では休眠が深いとの記述があることから、比較的短時間の低温に暴露されれば十分に花芽が誘導sれると推論した。
それでも近傍の気象台データで春先以降摂氏5度以下に12時間以上晒された様子もないし、とりあえずこれら株のnatureであると都合よく解釈した。

おそらくは章姫と思うが、defaultでこのような二季成り特性とでもいえる性質があるならありがたい株とは思う。
一季成り品種は収穫後に非常に退屈になるから。
足掛け二年に渡る未同定株のcharacterizationは、本株の特性を確認したことで終了する。

なお本株(pseudo章姫株とでも呼称する)は栽培を継続する。


2. 桃薫
結論として管理区での栽培はやめる。
理由は30+α株中開花3株。
これが今季当初の収穫見込み量の減少に大きく寄与してくれた。
同じ圃場のアイベリーおよび品種不明株の開花率と比較して異様に低い。
春先の苗の状態に不安はなかったし、来期以降に特段の対策も思いつかない。

また今年、四季成り品種で白色果実のAngel Eightという品種を導入し、相当数のランナー確保が望めるので
まあ桃薫はやめておく。

3. アイベリー
今年も32gの最大重量果を記録したが、うちの圃場で最も萎黄病害に感受性が高かった。
つまり育てにくい品種。
イミノクタジンアルベシル酸塩水和剤防除体系により、若干の病害軽減は確認されたが宝交早生に比較すると明らかに病害に弱い。
まあさちのか、Red pearl等のアイベリー系統の品種が順調なので、拡大再生産はしないことにする。


ということで
来季はさちのか、Red pearlおよびpseudo章姫を管理区域で栽培することにした。



2017/08/27 Sun. 16:11 | trackback: 0 | comment: 0edit

Daily genocide: 野良イチゴを含む一季成り品種 1 

庭に野良イチゴを発見した時、人はどう思うか?

ほんの少額だが経済的価値の見出し少々の喜びを甘受するか。
生物学的好奇心からその形質もしくは品種の解明同定に注心するのか。

まあ上記の項目について精進しても、労力時間に相当する見返りがあるかは疑問。


今季一季成り品種 収穫成績(8月中間集計)

集計範囲
ハウス内は全株、露地区および放任区は開花株を対象とした。

code 品種 由来 開花有無 Status 収穫日 収量
IBr01 アイベリー 開花 枯死 7/1 3g 3
IBr02 アイベリー 開花 枯死 6/29 28g, 7/1 16g, 7/20 5+2 51
IBr03 アイベリー 開花 枯死

IBr04 アイベリー 開花 栽培継続

IBr05 アイベリー 開花 枯死

IBr06 アイベリー 開花 枯死

IBr08 アイベリー 開花 枯死

IBr09 アイベリー 開花 枯死 6/24 15g, 7/1 4g 19
IBr10 アイベリー 開花 栽培継続 6/28 13g, 7/2 15g 28
IBr11 アイベリー 開花 栽培継続

PS3 Peach Strawberry 開花 栽培終了 7/3 5+6g 11
PS4 Peach Strawberry
栽培終了

PSr01 Peach Strawberry
栽培終了

PSr02 Peach Strawberry
栽培終了

PSr03 Peach Strawberry
栽培終了

PSr04 Peach Strawberry
栽培終了

PSr05 Peach Strawberry
栽培終了

PSr06 Peach Strawberry 開花 栽培終了 7/1 7+8+14+6+8+6g 49
PSr07 Peach Strawberry
栽培終了

PSr09 Peach Strawberry
栽培終了

PSr12 Peach Strawberry
栽培終了

PSr14 Peach Strawberry
栽培終了

PSr15 Peach Strawberry
栽培終了

PSr16 Peach Strawberry
栽培終了

PSr17 Peach Strawberry
栽培終了

PSr18 Peach Strawberry
栽培終了

PSr20 Peach Strawberry
栽培終了

SV00 宝交早生 標準株 開花 栽培継続 7/1 8+13+14g, 7/10 10+6, 7/14 4+6+5+1+1+1+1+4 74
HK0ra0 宝交早生16年株 開花 栽培継続 7/1 15g, 7/14 4+3+3+3+2+2 32
SU08 品種不明 開花 栽培終了 6/26 12g, 7/1 8+7+8+8g, 7/6 5+5+8g 69
SU09x 品種不明 開花 栽培終了 7/14 6+6+4+4+6+6+4+3+2 35
SU09xx 品種不明 開花 栽培終了 6/26 6g, 6/28 22g, 7/1 15+12+3+4+3+2g, 7/10 8+1+7+5+6+10+10, 7/14 4+7+2+3+2+3+7+2+3+3+4 154
SU00 品種不明 開花 栽培終了 7/2 20+16g, 7/14 2+3+3+6 50
SU10 品種不明 開花 栽培終了 7/14 6+4+3+3+2+2 20
SU12 品種不明 開花 栽培終了 6/29 11g, 7/6 7+5+8+4+4+8g, 7/9 7+5+1+3+6+3+6g 78
SU12a 品種不明 開花 栽培終了

SU13 品種不明 開花 栽培終了 7/9 17+6+4+13+4+5g, 7/14 4+6+6+3+4+3+2+2+2+2+3 86
SU14 品種不明 long果実 開花 収穫継続中 7/9 7g, 8/7 11 18
SU16 品種不明 開花 栽培終了 6/29 9g, 7/2 20+9+10+10g, 7/10 12+4+9+5+7+6, 7/14 2+2+4+4 113
SU17 品種不明 開花 栽培終了 7/1 9+15+11+9g 44
SU17r 品種不明 開花 栽培終了

SU17r1 品種不明 開花 栽培終了

SU18 品種不明 開花 栽培終了 7/10 2+5m 7/14 1+2+3+3 16
Su18r1 品種不明 開花 栽培終了 7/1 5+5+5+15g, 7/2 9g 7/6 3+5+10g, 7/8 10g, 7/9 5+8+4+5+9g, 7/14 6+8+4+3+3+4 116
SU20 品種不明 開花 栽培終了 6/24 8g, 7/10 3+14+11+6+8+6, 7/14 5+4+2 67
SU21 品種不明 long果実 開花 栽培継続 6/18 11g, 6/26 16g, 6/28 17g, 6/29 11g, 7/4 14+11g, 7/7 11g, 7/8 9g, 7/14 10+6+7+5, 7/20 2+2 132
SU21a 品種不明 long果実 開花 栽培継続 7/6 3+4+3+10, 7/14 4+2+2 28
SU23 品種不明 開花 栽培終了 7/9 7+3+2 12
SuU24
開花 栽培終了 7/3 21g, 7/4 18g, 7/6 13g, 7/7 8g, 7/12 9g,7/14 4+1+2 76
SU25 品種不明 開花 栽培終了 6/26 5g, 7/1 5+17+12+3+3+3+1g, 7/4 12+11g, 7/7 8g, 7/9 11+5+6+6+4+4g 111
SU32 品種不明 開花 栽培終了 7/6 4+14, 7/10 3+3+8+8+5+3+2+3, 7/14 2+3 68
SU40 品種不明 開花 栽培終了 7/2 8+7g, 8g, 7/14 5+5+6 39
UK40 品種不明 開花 栽培終了 7/6 8+10+13g 31
UA1 品種不明 開花 栽培終了 7/6 8+6+10, 7/10 3+8m 7/14 1+2+1+5 44
UA2 品種不明 開花 栽培終了 7/2 16, 7/3 10g, 7/10 6+9g 8+9+3+4+2+4, 7/14 2+1 74
UA3 品種不明 開花 栽培終了 7/6 6+8+11+14+21g, 7/7 10g, 7/9 4+13+16+4+3g, 7/10 10, 7/18 4+3+3+4+2+2, 7/20 2+2 142
UA4 品種不明 開花 栽培終了 7/1 6+3+3+6g, 18
UA5 品種不明 開花 栽培終了 7/1 15g, 7/8 10+12g, 7/14 2+5+5 49
UA6 品種不明 開花 栽培終了 7/4 16g, 7/10 11+7g, 7/14 2+3+4+3 46
UA7 品種不明 開花 栽培終了 7/10 4+6, 7/14 3+1+2 16
UA8 品種不明 開花 栽培終了 7/10 4+5, 7/18 2+2+3 16
UA9 品種不明 開花 栽培終了 7/14 9+8+13, 7/18 5+5+ 40
UA10 品種不明 開花 栽培終了 7/10 2+6+9, 7/14 2+1+3 23
UA11 品種不明 開花 栽培終了

UA12 品種不明 開花 栽培終了 7/14 5 5
UA13 品種不明 開花 栽培終了 7/3 16, 7/7 10g, 7/14 2+3+8+4+4, 7/14 8+4+1+2+3+4+4 73
UA14 品種不明 開花 栽培終了 7/14 2+5+10 17
UA15 品種不明 開花 栽培終了 7/14 11+8+9,7/18 4+5+6 43
UA16 品種不明 開花 栽培終了

UA17 品種不明 開花 栽培終了 7/18 9 9
SK01 さちのか 開花 栽培継続 6/24 10g, 6/26 9g, 6/28 7+3g 29
SK02 さちのか 開花 栽培継続 6/24 9g 9
SK03 さちのか 開花 栽培継続 6/21 18g, 6/24 10g, 6/26 10g, 6/28 5g 43
RP01 Red Pearl 開花 栽培継続 6/28 20g, 6/29 16+17g, 7/1 11+10g, 7/4 8g 74
RP02 Red Pearl
栽培継続

RP03 Red Pearl 開花 栽培継続 6/24 18g, 6/28 16g, 7/1 11+5g,7/4 11g 69





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考察

一季成りイチゴの収量は、残念ながら期待を下回るものだった。

想定した期待値は、以下の情報から算出した。
全国作付面積 5600ha 収穫量165600Mt 出荷量 151800Mt 10a当り 2960kg
農林水産省 平成25年度産野菜出荷統計より
つまり 3kg/㎡。
ただしこれでは株数/㎡が不明なので、各種公的農業試験機関の栽培報告書を検索すると
16株/㎡ 250g/株程度がいちご営農事業で期待できるようだ。
こちらはあくまでも素人なので16-20株/㎡ および 期待収量 75-100g/株と謙虚な想定した。

結果は上記表の通り。 各自の考察は表中の生データで勝手に行ってください。


結論
一季成り品種イチゴは、来期以降において栽培面積を半減する。

理由は、、現行栽培中の四季成り品種の方が生産性が高いと見込めるため。
また収穫期以降は退屈であるから。








2017/08/21 Mon. 21:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

Daily genocide: 花卉園芸部防疫対策課強行班 対Slug戦 

昨年花木を栽培管理している利害関係者から、ある不快生物対応を打診された。

SlugとSnail。陸棲軟体動物である。
考えると陸棲の軟体動物なんて珍しい存在ではある。イカ、ウミウシ、貝類等殆どが海産生物だから。
よくもこんなに海から離れた場所で軟体動物類が進出できたと感心はする。

自身は気が付かなかっtが、その利害関係者によるとよる花本類に夜間にある種のゾウムシが食害しそれらを耕種的防除とし捕殺する際に多数の当該生物が観察され排除の必要があるとのこと。

そこで夜間に観察してみると確かに奴らの存在を確認できた。
日中に半翅目および鱗翅目害虫しか防除対応していない自身からすると、夜間にこのような生物が家庭内圃場を蹂躙していたことは驚きである。

実害としては、昨年イチゴは盛夏以降病害のダメージで四季成り品種収穫がないので不明であるが、洋蘭および花本類の葉芽に食害があるので看過できないらしい。

他の病害虫なら収量に大きな影響がない程度まですればよいが、この場合はその存在自体が不快らしいので現実的な可能な限り消去を試みることにする。


敵を知るため観察をおこなった。

1. 臭気による誘引
圃場にメロンの皮と油カス固形肥料をおいてみた。
いちおうこれらに奴等が集まると聞いたので。
日没後数時間後観察するとたしかに奴等が集まっている。
これら観察された事実からの推察。
間違いなく奴等は過去にメロンの食経験がないのに集まってきた。
おそらく何らかの臭気に対する走化性があるとおもわれる。
油カスのような有機物系の臭気とはメロンの芳香は明らかに違うが問題がないようだ。
また不思議なのはメロン皮トラップの周辺はほぼ裸地であり、隠れる場所が見当たらない。
つまりこれらの臭気により比較的広範囲から奴等を誘引できると推測した。


2. 移動能
ある夜のことだが、以外な場所で奴等と遭遇した。
プルーンの樹幹に自分の目線の高さに奴等がいたのである。
地面状で水平にしか奴等は移動しないと考えていた自身はからすれば相当の驚きである。
おそらく奴等の行動範囲は一夜にして数メートル程度はあると考えられ、これは想定外に大きな移動距離である。



3. どこに隠れるのか
通常、奴等はどこにいるのか? 
植木鉢やプランタの下、もしくは置き石の後ろ。
若干奇妙なのは、この壁上、catwalkにも奴等がいること。
壁から先は砂利が2m程敷き詰められておりこの緩衝地帯を超えて奴等が壁の上まで登るとは思えない。
P5291777.jpg 

そこでよくよく調べるとコンクリート壁と土壌の間に発泡スチロール板が挿入されており、そのわずかな間隙に奴等はいた。敵は壁の中だった。
なるほど物理的に僅かなニッチなところに入り込むようです、ところ構わず。

以上の観察から昨年度圃場のSlug生息状況は以下のように考察された。

東西に完全非農耕地に面し、南北に非耕作地に面した自宅圃場は地政学的にSlugの侵入が考えにくく、遭遇した全Slugは敷地内に生息していると考えられた。
ついで奴等の移動能は、アクアリウムにいるレッド・ラムズホーン程度はある思われる、同じ腹足類だから。まあ緩徐なれど確実な移動は認められる日常把握しにくい速度の移動ではある。
また非常にニッチな場所に日中隠遁している。

つまり作戦としては公安的ローラー作戦が妥当と考えられた。




以下掃討作戦

1. 耕種的防除
日常的夜間観察時に遭遇した奴等は、可能な限り消去する。
もちろんネットで「SLUG 駆除」で出てくるビールで誘引トラップ、食塩、コーヒー散布等の寝言のような対策は取らない。

索敵中に遭遇したSlugは躊躇なく屠殺します。
P5291797.jpg 
移植コテで奴等のうなじの辺りを有意に損傷させます。
調査兵団的手法であります。非常に原初的でありますが確実な方法です。
昨年は夜な夜な、ヘッドランプ装備の上、両手に移植ゴテをもち駆除にあたったわけです。
別に奴等の死体は始末しなくとも翌日にはカニバリズムで消えているようですね。


2. 受動的誘引駆除

まずガレージにあったカルバリル ベイト製剤を用い駆除の試験を実施。
植木鉢用の水受けトレー上に少量散布し一晩放置。
翌日死骸が累々とのイメージでしたが、そのようなことはありませんでした。
もしかしたら一定時間時間経過後にどこかで死亡しているかもしれませんが不明。
そこで実験体として奴等を捕獲し閉鎖容器内で屠殺効果を確認。
摂食したか不明ですが翌日死亡個体を確認はできません、まあカルバリル ベイト製剤は効果が無いようです。

ついでメタアルデヒド ベイト製剤を試してみた。
確かに奴等に効果はあるようです。
ただこの製品(住友化学園芸)、いわゆる家庭園芸用価格の製品であり、当方約100㎡も散布面積を想定しているのでコストパフォーマンスが悪い。
到底、営農事業者がこれを使っているとは思えないので、他の候補を探すことにした。
なお農薬登録のあるメタアルデヒド製剤は、例の件で使える製品は見当たらなかった。

そこで駆除に使えそうな農薬を調べると、チオジカルブ ベイト 2製剤を見つけた。
P8111952.jpg 
本剤は近隣のJA資材部で購入した。計算した面積あたり散布コストはメタアルデヒド製剤に比較すると非常に有意に低廉。ほぼ何も遠慮なく散布しても気にならないくらい。

そしてチオジカルブ ベイトの生物効果は、もちろん試験機関ではないので厳密な結果ではないが
メタアルデヒド製剤と同等に庭の水受け皿に試験薬剤をおき翌日比較すると同等数の死骸を確認。
十分な実用性は確認できた。

使用に際しメロンの皮からの発想で、誘引効果を高めるためベイト剤にはバニラエッセンスを振りかけた。


3. 能動的駆除
上記の待ちの駆除法以外に、よりアグレッシブな駆除法も同時に考えた。
なにしろ利害関係者の要望は奴等が目に触れることがないようにしてくれだから。

こちらから奴等を積極的に攻撃する駆除を行う必要がある。
奴等は日中、湿度が担保できる狭小な場所に隠遁していることは以前に確認できた。
つまりそのような場所に効果のある薬剤を潅注することで殺す。

そこでストックの殺虫剤でスクリーニング試験を行った。

フェニトロチオン水和剤
効果無し。当初から期待しなかったが、化合物として力価が不足。

メソミル水和剤
死にますね。実にステキ。

これを公衆衛生的防疫散布。

そして今年、庭ではSlugとSnail各々3匹程度に遭遇。
確かに効果があったようです。

なお既に述べておりますが圃場の作物に有意なSlugの害は確認されておりません。

可能性があるのはイチゴですが、そのイチゴ圃場にはチオジカルブ ベイトは散布しません。
わざわざイチゴ畑に奴等を誘導するようなマネをする必要がないから。


2017/08/09 Wed. 12:00 | trackback: 0 | comment: 0edit

Daily genocide: 花卉園芸部防疫対策課強行班 

強行班のmissionは、
敷地内の花卉園芸作物のoutputを改善するため効果的かつ合理的な手法を用いて防疫対策を計画実施すること、

従って
家庭内圃場の対敵性生物への実力行使部門である。
もちろん強行班のhead countは1、自身のみである。
一人親方、もしくは一人センチュリオン、敵性生物数はもう無数ですから。

活動履歴
発端はゴラン高原に位置するPruneであった。
P7271937.jpg 
どのような経緯でここで栽培されている知らないが、一般家庭の庭には不釣り合いな大きさに成育している。
これがもう一日あたり数十個以上果実が落下。
利害関係者に尋ねると、ここ数年収穫は10個ほどらしい。
これでは害虫に対するanimal welfareのためにこのPruneが栽培されているようなものである。
これは看過できない。
そこで害虫から我々にPruneの果実を取り戻すため防疫対策の実施に踏み切った。

とりあえずガレージで使えそうな武器を探したが
見つかったのはタケダ園芸のフェニトロチオン乳剤、せいぜいプランター栽培で使うだろうハンドスプレー。これでは兵装が足りない。

そこでPrune栽培地域農協の防除暦を参考にしたが、どうも近隣のhome centreで購入出来たのはトラロメトリン水和剤くらい。

散布機はあらたに購入した。
P7271936.jpg

昔、アサヒファイアーアームズのフルオートマシンガンのエアタンクの超廉価版みたいなものである。
エアケージがないので圧力は不明である。とうも勝手にsafety valbeが低圧で作動するのでspringを数巻カットした。まあオモチャではある。

結果として
当該年においては約10kg、1000個の収穫を達成した。
強行班の最初の成果であった。
敵性生物の主体はスモモヒメシンクイとナシヒメシンクイであった。

後日、ハダニ、カイガラムシおよびソウカ病?の対策が必要性が確認されたが、まずは上記2種の害虫がmainであることが確認された。

なおスモモヒメシンクイとナシヒメシンクイに対策は後年も重大な害虫であることには変わりなくゴラン高原のPruneにおいて緊張関係をもった対峙が継続している。






2017/07/26 Wed. 11:54 | trackback: 0 | comment: 0edit